創作

ようやく

千葉暁の「聖刻」シリーズに手を出してみました。西方大陸編。欧州風味ではなく、現実世界ベースの西方でありながら、独特の地理条件を持っている国の版図と、そして古代核戦争説を地で行く設定が面白いです。帝都なんか誰の置き土産かと。とりあえず最終章…

遅まきながら紹介

裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 (角川文庫)作者: 打海文三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (51件) を見る裸者と裸者〈下〉邪悪な許しがたい異端の (角川文庫)作者: 打海文…

こういうのこそが

まさしく真の同人漫画なのでは。天顕祭 (New COMICS)作者: 白井弓子出版社/メーカー: サンクチュアリ出版発売日: 2008/07/26メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 115回この商品を含むブログ (92件) を見る白井弓子「天顕祭」。本屋に平積みしてあった分厚…

下宿に

テレビがないせいもあり、アニメとは疎遠なのですが、わが敬愛するねたろうさんが「亡念のザムド」なるアニメに言及されていました。亡念といえばロスト・メモリーズ。これも何かの縁ということで、ネット上のあらすじなど見てみると。 「油泥海」 「先端島…

理由は分かってます

演出がねちっこいのが響いたに決まってる。いや、冒頭の伊藤会館事件だけでそれが分かるってものですよ。事件が起きて京城府警察の文字も新しいパトカーとともに、JBIの武装トラックが車回しに進入するところでかぶさる、テレビ局のリポーターの声とか。 現…

ひさびさに

TSUTAYAに行ってきました。以前に私が仲村トオル出演ということで、母がチャン・ドンゴン出演というだけで選んだ映画をふたたび見ることにしたので。ロスト・メモリーズ [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2005/07/29メディア: DVDこの…

私信

OJ修正はこの土日でできるかできないかの線上にあります。

その後で

学生委員メンバーの一部と映画を見てきました。 「20世紀少年」。 あまりに有名なのでストーリー紹介は省きますが、原作を途中まで読んだ身としてはまずイントロに驚き、次にキャスティングの妙に驚き、最後に伏線張りまくりの前半に驚きました。考えよう…

そして

久しぶりに荒俣宏「帝都物語」を完読。最初に読んだときは小学生だったのだが、やはり素晴らしい。陰陽師だの風水だののブームは、基本的にこの帝都物語シリーズと夢枕獏の陰陽師シリーズで世に出たといって、やはり間違いないと思います。そうそう、画面上…

というわけで

珍しく漫画の紹介。PLUTO (1) (ビッグコミックス)作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/09/30メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 92回この商品を含むブログ (645件) を見るPLUTO (2) (ビッグコミックス)作者: 浦…

読書再開

さて、久々に読んだ本の話を。軍国日本の興亡―日清戦争から日中戦争へ (中公新書)作者: 猪木正道出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1995/03/25メディア: 新書購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (8件) を見る猪木正道「軍国日本の興亡」。今日や…

このときのために

貯めておいた金を片手に、横浜有隣堂へ突撃。 こんなものを買いました。増補検非違使 (平凡社ライブラリー)作者: 丹生谷哲一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/08/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (5件) を見るフーコーの…

気を取り直して

さっそく禁断症状気味の脳を抑えるために、ブックオフでCB*1実行ですよ。今回のターゲットはこちら。天槍の下のバシレイス〈1〉まれびとの棺(上) (電撃文庫)作者: 伊都工平,瑚澄遊智出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2004/10メディア: 文庫 クリッ…

夢の守り人

夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)作者: 上橋菜穂子,二木真希子出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2000/05/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (48件) を見るさすがにそろそろ既読分は読み直さねばと思って、県立図書館で借りて…

それはさておき

以前、コードギアスなるアニメの主人公が実在の人物に似てるね的なことを書き散らしましたが、もっと直接的なモデルがいたようです。 その名はマルコス副司令官。 メキシコの反政府運動「サパティスタ民族解放軍」の自称代弁者。スポークスマン兼軍司令官で…

さらに追記

今日のギアスをちょっくら拝見。そしてVフォー・ヴェンデッタしか思い浮かばなかった俺涙目。

誰も知らない小さな国

さて、誰も知らないは言いすぎですが、最近までリアルにドンパチやっていた(あるいは今もやっている)にもかかわらず、大手メディアにあまり取り上げられないような場所もございます。たとえば世界が満場一致で見捨てているソマリアや、それこそ上に登場し…

さて

さんざっぱら中国にネチネチ言っている私ですが、大学の第二外国語は中国語だったり。中国の簡体字というやつは、あれでなかなか理にかなっておりますね。筆順を考えて作ってあることがわかります。書いたら。ところが、なかには日本語の漢字より難しい字が…

さて

その典型のような話題のひとつが、これだと思うのです。創氏改名作者: 宮田節子出版社/メーカー: 明石書店発売日: 1992/01/15メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (2件) を見る「創氏改名」宮田節子ほか二名著。 朝鮮総督府が行った、ある…

チンピラと言えば

あまりにチンピラすぎて吹いたのが、今度始まったアニメ「図書館戦争」のザコキャラたち。以前にもこのネタで語りましたが、原作でもわかりやすさ重視なのか、検閲をする側のメディア良化委員会、ならびに良化隊員の言動は、正直なところいささか直接的にす…

批判が必要です

なにかと申しますと、これ。 asin:4779112370:detail ざっと読んだだけですので的を得ていない可能性も大ですが、立ち読みの感想は 日本側史料はすべて捏造朝鮮側史料はすべて真理 といったものになりました。まあ、日本書紀が嘘八百並べた説話集に近いもの…

一見してお分かりのように

はい、失礼しました。全部嘘ですね。

無駄に設定が詳しいわけですが

そんな私がもっとも笑ったのは、随所に登場する東洋竜に関する記述。基本的なことなのでネタバレしますが、このローレンスを選んだ子竜テメレアは、ロンドン王立協会員のエドワード・ハウ卿の見立てで「中国産インペリアル種」と推定されます。このインペリ…

止揚

ドイツ語ではAufheben。哲学用語。高校の倫理で学んだところによると、ふたつの相反する要素がより高次の事象において保存されることだとか。広辞苑的に言えば、 ヘーゲルの語。弁証法的発展では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが、高い段階の…

党の力

最近、中国の第十七期第二回中央委員会全体会議が開かれるのにあわせて、ちょろちょろと調べ物をしていたのですが。中共の動員力はとんでもないですね。なんたって、去年の第十七回全国代表大会の参加者が二千何人で、その幅が実に二十三歳から九十七歳(当…

考えることは同じ

これはまだ、捕鯨反対の急先鋒がアメリカ合衆国だったころのお話。 物語の舞台は近未来の大阪。そこで、ひとり、またひとりと、アメリカ人が行方不明になるところから、この物語ははじまる。やがて事態を重く見たアメリカ大使館にせっつかれ、警察もやっと重…

図書館戦争なる

新作アニメがあるそうですね。題名にある二語の関連性がいまいちわからなかったので、近くの有隣堂でTB*1を敢行することにしました。前々から名前を聞いてはいたものの、近頃特に私の周りが関心を持ち始めたProduction I.G作品というふれこみのようですが…

えーまあ

何の話かといいますと。昨日から今朝にかけ、しょうこりもなくこちらの絵チャに参加させていただきました。そこでの定番となった「お題合作」で、出来上がったのが上の絵。ペンタブが使えない私はマスコット担当。これとタイトルおよび命名された十数名のキ…

登場人物紹介

七色 晴流 しちしき・はれる(画面中央)“白”の能力者。固形無機物を操る。色素欠乏さえなければ何の変哲もない中学生。ところがそこへ、世界を守るなどという責務まで背負わされ、日常生活カムバーックな毎日を送る。といいつつも、“筆”すなわち七色の力を…

気を取り直して

そのてるてる坊主にわめくだけわめかせた晴流は、彼(?)がさりげなくスケールの大きいことを口走っているのに気づく。彼女はその部分だけ、もう一度てるてるに繰り返させてみた。 「せやからな、どないしてもええから、黒色大王を早いとこ叩きつぶさんとあ…