登場人物紹介

七色 晴流 しちしき・はれる(画面中央)
“白”の能力者。固形無機物を操る。
色素欠乏さえなければ何の変哲もない中学生。
ところがそこへ、世界を守るなどという責務まで背負わされ、日常生活カムバーックな毎日を送る。といいつつも、“筆”すなわち七色の力を解放する(能力者を変身させる)ための法具を手に取るときには怪しい笑みが口元に浮かんでいたりするので、あまり説得力はない。
この“筆”で能力者たちの体をなぞるのがお気に入りというアブナイ人。これを“魔法塗装”とよぶ。
てるてる(画面左)
てるてる坊主。常に埃をまとって現れるが、本人によれば晴流が十年近く前に散々悪戯をした挙句、納屋に放り込んだのだという。
現在は誰か古代の戦う神官がとりついており、黒色大王とやらを彼女が倒すまで離れないのだとか。“魔法塗装”も彼の知識。


赤井 美子 あかい・よしこ(画面奥左)
“赤”の能力者。酸化反応を操る。
実家は傾いた神社で、時折その手伝いのため、巫女服着用に及ぶらしい。その攻撃的な性格から同級生、ことに男子に恐れられ、“シャーマンキングの妻になる女”の異名をとるのだが、晴流の“筆”だけは苦手らしく、いつも逃げ回っている。
台田 長奈 だいだ・おさな(画面奥左から二番目)
“橙”の能力者。熱運動を操る。
八人のメインキャラ中最年少。なにせ年齢ひとけたである。背も低いため、私服の時には電車・バス料金が無料になること数知れず。もちろん自己申告はしない。変身するという単語にははしゃぐのだが、自ら戦おうとはしない。
呂家 元気 ろのいえ・げんき(画面奥中央左)
“黄”の能力者。固形有機物を操る。
名前が影響したのかはわからないが、とにかく元気が有り余っている。それ以外に取り得がないといってもよく、そのせいで逆に親しまれている模様。年下の子供に弱い。
碧根 蔵乃 みどりね・くらの(画面奥中央)
“緑”の能力者。振動を操る。
通称本の虫。ときどきそれを声に出して読むので、周りからは気味悪がられている。本人も自覚しているのだが、なかなか音読の癖が直らない。ところで、いくら変身後とはいえ、南無妙法蓮華経のひと声で家の土壁を壊したのは北一輝以来ではなかろうか。
青井条 沙摩代 あおいのじょう・さまよ(画面奥中央右)
“青”の能力者。生物を操る。
世界的に名が(主に悪名が)高い大洋グループ会長の箱入り娘。その苛烈なライバル蹴落としは泣く子も黙ると言われているが、彼女はそのことを知らないので幼少時から泣きわめいていた。大洋グループの中でも大洋重工業系のラボ群は、都市伝説のネタにされている。
AI えーあい/あい(画面奥右から二番目)
“藍”の能力者。電気エネルギーを操る。
上記大洋重工業の第八八研究所、通称“エリア88”で極秘裏に生まれたロボット。外見が精巧にできているので、トンチンカンなことを口にしなければまず見破られない。執拗に晴流とてるてるをつけねらうのだが、その真意は……。
護法師 紫 ごほうのつかさ・ゆかり(画面奥右)
“紫”の能力者。光エネルギーを操る。
上記大洋グループにはめられ経営破たんした帝国理研の元社長秘書。彼女自身も暴行され、その際片目を失った。元雇い主の形見として、失った右目を移植。そうした経緯もあり、復讐の手段は問わない。


黒色大王 こくしょくだいおう
“黒”の能力者。液体を操る。
黒宗のすべてが詰まった一大呪具。そもそもウィッチたちの能力も、もとはといえばすべてこの黒色大王の能力であり、その能力の離散を招いた晴流には恨み重なる吉良上野介状態。
意思を持ち、その潜在能力は計り知れないが、封印の余波をすべてやりすごし自由のみとなるには、一年ほどの時間を必要とする。
大黒 だいこく
シュヴァルツェ しゅう゛ぁるつぇ
ノワール のわーる
黒蹄 へいてい
オールブラック おーるぶらっく
他多数
黒色大王の配下たち。