先日の

イージス艦事故で、私は露骨に海自擁護を展開しておりましたが、どうやら完璧に間違っていたようです。
イージス艦の当直士官、交代時に漁船認識も回避行動とらず(読売新聞)
毎度おなじみ、以下引用。

 海上自衛隊イージス艦「あたご」と新勝浦市漁協(千葉県勝浦市)所属の漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの当直士官が、交代前の当直士官から「針路前方に漁船群が存在する」という引き継ぎを受けながら、具体的な衝突回避行動をしていなかったことが24日、第3管区海上保安本部(3管)などの調べで分かった。
 3管では、責任者同士の引き継ぎがどのように行われたのか、当直士官2人から、業務上過失往来危険容疑で詳しく事情を聞いている。

こりゃあ、本格的に米軍を責められなくなってきましたね。ちょっとタイミングが良すぎる気もしますが、まあこれは言いすぎでしょう。両者同じ程度にたるんでいたということのようで。
さらに。
イージス艦、乗員ミス二重三重…見張り・レーダー・当直(同上)
引用しますと、

(前略)


事故12分前の19日午前3時55分、艦橋の右に配置された見張り員が、清徳丸のものと思われる左舷の赤い灯火と中央マストの白い灯火を視認しながら、この情報を艦橋内に伝えていたかはっきりしない。


(中略)


事故当時、レーダーは正常に作動。画面には複数の漁船の位置が表示されていたとみられるが、レーダー員は、清徳丸については危険性がないと判断し追跡をしていなかった。


(中略)


当直士官は前任の当直士官から「針路前方に漁船群が存在する」との報告を受けていたが、新しく配置についたレーダー員や見張り員に適切な指示を出さなかったとされる。

もしこれが全て本当だとしたら、アホですね。凡ミスの怖さがよく分かります。
……漁協の皆さん疑ってサーセン