フス戦争の資料は見つからなかったわけで

代わりにイエズス会とナチス親衛隊に関する本と北方三国志を二巻借りてきました。
ナチスがイエズス会はじめキリスト教を（政権初期はともかく）弾圧しておきながら、その後継などといわれる親衛隊に興味を持ったので。
が。
久しく外国の真面目な本を読んでいなかったのが災いしました。
前から「ワンダフル・ライフ」とか「文明崩壊」とか「1421」とかを読み込んでいたので（どれも色物じゃねーかという突っ込みは勘弁）甘く見ていたのですが、さすがに格が違った。

ヒトラーの親衛隊

第三帝国の社会史

グイド・クノップ著「ヒトラーの親衛隊」、リヒャルト・グルンベルガー著「第三帝国の社会史」。
特に後者がきつかった。考えてみれば、ハードカバーで600ページ近い本をぶっ通しで読んだのは、実に「あ・じゃ・ぱん」の新装版以来でした。そしてこちらは、ブラックユーモアたっぷりの火葬戦記。
そりゃあ、太刀打ちできん。
さて、こういうデリケートな問題の本に感想も何もあったものではないのですが、読んで思ったことはまた後で、別の本も読んでからにしたいと思います。
「新帝都物語」も読みたいし。
そうそう、上に挙げた「真面目な本」を宣伝しておきませう。

ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

1421―中国が新大陸を発見した年