高校の学園祭に

行ってきました。
高校時代、私は文系のくせに物理研究部に所属していました。当然ろくなことができず、結局年をくってから部誌の編集長に収まりましたが、私の代の部誌は大売れ(あまりの売れ行きに、内容と特典ゲームをCDに焼いたデジタル版、通称DEを作りながら売っていた)だったので、安心した覚えがあります。
当然、まっさきに気になるのは物理部展、中でも部誌。驚いたことに今年は50ページ以上も増量、しかも四分の一増刷しており、値も上がっていました。OBとして書籍版とDEを一部ずつ買いましたが、あれはかなり損失を出すと確信しました。
我らが物理研究部は、名前とはうらはらに生物学以外のほぼすべての自然科学(天文学から工学まで)を研究する部で、活動内容ごとに班を作り、それぞれ独自に活動しています。
最近班の再編があったようで、後輩からはなじみのない班分けを聞きました。自分のいた班は私の在学中に不祥事を起こし、新規班員募集禁止(つまり数年たったら班は消えてなくなる)を食っていましたが、展示物の中にその班のものがあったので、ほっとした反面寂しくなりました。

さて、学園祭といっても、OBにとってはその後の打ち上げが本番のようなもの。
学校側は町に繰り出しての打ち上げを禁じていますが、当然の如く基本的に無視されており、学園祭実行委員会などはアルコール臭い打ち上げを行うという話もあります。
ここでOBと在校生の懇談が行われるのですが(ちなみに行く店の縄張りは決まっており、物理研究部がファーストフード系、ブラスバンド部がファミレス系、など、一定の了解があります)、基本的に濃い人たちばかりなので、エヴァラミエルを作ろうと思って硫酸銅の単結晶作りに精を出しただの、誤って抽出した六価クロムを苦心の末処理しただの、そんな話ばかりですので、詳しくは書きません。
そうそう、借金が出ると予想していた部誌が、DE完売・書籍版売れ残り十数部という、意外な好成績を残していた事に驚いたぐらいですね。
ともかく、安定しない現今の身には楽しい時間でした。帰り道、猛烈に眠くなったけど。