金の切れ目が縁の切れ目

とは、よく言ったもので。
先日辞任された中川前財務相について、鬼の首を取ったような気でいたのは何も野党だけではなかったようです。社会の木鐸としては黙っていられなかったのか、報道各社が中川叩き攻勢に出てますね。
引用するのも不快なのでリンク張りませんが、やれワイン飲んだのヴァチカン観光したの展示物に触ったの。自分にあるわけでもない良識を他人に押しつけてる点はともかく、そんなくだらないニュースよりもっと報道すべきことがあるでしょうが。派遣切りとか就職難とか北方四島交渉とか(まあ、最後のはどうせロシアが蹴ってくるに違いないとわたしは踏んでますが)。
いいかげんその全員そろって世間を煽るクセやめないと、また戦時中みたく日本を変な方向に引っ張っていきかねませんぜ。情報収集と公開を一手に引き受けてるメディアは、良くも悪くも影響力でかいんですから。
好き勝手言ってますが、私は結構尊敬してるんですよ、報道って。


追記。
つーか、こういう政治系の話になると、メディアの報道やそこで言われる「世論」と身近な人たちの意見(学生数の多い大学では、人によって考え方にかなり幅があります……普段はあるんです)ではずいぶん空気が違うんですよね。情報の内容に対する姿勢にズレがあるというか。
若者の閉鎖系じゃ意見がかたよって当たり前とも言えましょうが、どうもこの「ズレ」を共有しているのは私の大学だけでないどころか、若者だけでもないようなので。
持ってる情報量の違いか、それとも単に目線の違いなんでしょうか。