さて

気を取り直して、恐ろしい話でも。
なんと、あの超常小説「シャングリ・ラが、アニメになるというのです。
あまりに予想外すぎて、情報に手を伸ばそうともしていませんでした。俺自重。

シャングリ・ラ

シャングリ・ラ

こちらが原作の、池上永一シャングリ・ラ」。
筒井康隆御大の解説がついた文庫版も出ています。
シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

見ての通り、ブリューゲルやエルンストの絵を表紙に持ってくるあたり角川も気合いが入っていると言えますが、登場人物の口調や身体的特徴や世界設定などもさることながら、ハードなカバーからくる先入観を見事に裏切った軽い語り口。
まあ、「塩の街」や「図書館戦争」の同類でしょうか。
私の知る限り、この手の小説でもっとも古いのは「星界の紋章」ですが(森岡さん、いいとこで終わった戦旗の第五巻はまだですか?)、ともあれ私も筋を忘れてしまったので、また機会を見て図書館で借りてこようと思います。
で、問題はそこではなく。
なんとなんと、制作がGONZOなのですよGONZO
何が問題かと申しまして、オープニング詐欺映画という不名誉なレッテルを貼られていると噂の、もちろん私自身はその噂を否定するつもりなど毛頭ない「銀色の髪のアギト」以来、私の脳内ではGONZOといえばまず警戒態勢となっているのが問題。しかも、この見解は友人たちともある程度共有してしまっているんですが、どうなることでしょう。
シャングリ・ラ」そのものがハチャメチャな小説だった、ということだけは覚えているので、案外うまくいくかもしれませんが、壮烈なる玉砕を遂げたと言われるテレビ版HELLSINGトリニティ・ブラッド、あるいはロミオ×ジュリエットなどのような事態は避けていただきたいものです。
ただでさえカオスなあの話をさらにひっくり返されたら、絶対に収拾がつかない。


あ、パンプキン・シザーズとかラストエグザイルは好きですよ。青の6号は大好き。