さて

親中日本包囲網の一角、すなわちこちらも労働党が政権をとってから中国べったりなオーストラリアですが、まだやってるようで。
日本人が知らない「日本売り」や「ジャパンバッシング」
連日、豪州のテレビを賑わすトップニュースとは
(MONEYzine)

「あなたは日本人ですか?」
「そうです」
「それじゃ、あなたを調査するために殺します」「バーン、バーン」

地域文化研究の専攻をめざす身から言いますと、この論法は白人どもが米豪でたわむれに先住民を殺していた頃とまったく変わっていません。
そもそも相手のことを“調査”する際には、本人に聞いてみるとか彼らの生活を追うとかいろいろな手法があるわけです。それができないから、相手あるいはその集団の価値観をまるきり無視して強引な手法をとることが(調査者の社会で)許される。
どっちもできる日本人とどっちもできない鯨では*1、それだけで差があるわけで。
この本文中にある「突撃取材」のメンツは、日本人は調査のために殺していいけど鯨はダメと考えてるのでしょうか。だとすれば、それこそ差別と呼ぶべきだと思うのですがね。
ちなみに、思い切り人間本位な思考になりますと、ケンタッキー・フライド・ヤンキーになるのですが、こちらも常識的に考えて支持できません。
心情的にはしたい気もするけど、それが危険の兆候。

*1:むろん、他の動物をこちらの都合で無駄に殺していいのか、という道義的な論点はありますが、ここではその点から突っ込まれているわけではないので割愛