つまらないことを

考えてしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうかkanisaizoです。
で、何を考えるかといいますと。
日台、電話協議で衝突回避時事通信
国民党が政権をとってから露骨に大陸よりの運営をしている台湾ですが、南の大陸と同レベルの発想になってきたようです。
このへんが。

 台湾では過去にも抗議船が周辺海域に入っているが、先月20日に発足した国民党政権の下、今回初めて「安全確保」を名目に海岸巡防署(海上保安庁に相当)の巡視船9隻が同行し、抗議船とともに領海を侵犯している。

鯨のために軍艦を派遣するよりはよほど説得力のある話ですが、この抗議のための領海侵犯というやつにいち早く賛辞を送ったのが中共だっただけに、多少の色眼鏡は外しきれません。
呼応しているのは、日本政府もですし。
尖閣諸島をめぐり反日機運 日本の在台・交流協会が注意喚起産経新聞
正直、こんなんでいちいち注意を喚起してたら、中国はいつまでたっても外務省ホームページで黄色のままではないのではないかとも思います。
だいたい、今まで何もいってこなかった話に首を大いに突っ込むというのは、1970年代に(海底油田が発見されてから)尖閣諸島の領有権を猛然と主張しはじめた大陸中国とまったく同じ手法で、なんのひねりもない。台湾の現状がよく分かります。
さらにこの件で日台関係が悪化して、どこが得するかといえば、馬英九総統ひきいる国民党政権と中共以外の誰でもありません。民進党からは、すでに「過剰反応」と苦言が呈されていますし。
ちなみに、アメリカからは「自重しろ」というコメントがつきました。
日台は冷静な対応を=米時事通信

(前略)
ガイエゴス米国務省報道室長は16日、「われわれは関係当事者に自制を求める」と述べ、日台双方に冷静な対応を求めた。また、「いかなる領有権争いも、関係当事者の間で平和的手段を通じて解決されるべきだ」と強調した。

追伸。
いつもながら口語体に定評のあるJ-CASTニュースで、こんな記事が。
尖閣諸島漁船事故で噴出 中・台ネット上で日本猛批判

中国でも尖閣諸島の漁船事故の問題は大きく報道されており、

「日本にいじめられないため、中国と台湾は早く統一しようぜ」
「台湾同胞を支持する。尖閣諸島は中国の領土なんだから、日本は出て行け」
「台湾の人は日本に対して友好的だったけど、今度の事件で日本の本当の顔を認識しよう」
「中国政府は今度の機会を利用して、台湾と仲良くしたいね」
といった具合に、台湾に対しては友好的な態度を表明しつつ、日本を痛烈に批判する書き込みがネット上で相次いでいる。尖閣諸島を巡る「緊迫」はしばらく続きそうな様相だ。

思わず笑ってしまったのが、この一文。

「日本にいじめられないため、中国と台湾は早く統一しようぜ」
「日本にいじめられないため、中国と台湾は早く統一しようぜ」
「日本にいじめられないため、中国と台湾は早く統一しようぜ」

そして統一中国が、これまでと同じように日本をいじめるんですね、わかります。