充実した記事で有名な

朝鮮日報オンライン日本語版ですが、またおもしろいことを言い出しました。
マンガ・アニメに見る日本人の戦争観(上)(下)
冒頭から引用。

 「戦後日本のマンガは戦争への恐怖に始まり、虚無主義とオタク的な没頭を経て再び戦争を前向きに解釈・擁護する道をたどってきた」
 日本のマンガやアニメーションに表現されている戦争観を分析した論文が発表された。湖南大学日本語学科の朴順愛(パク・スネ)教授はこのほど発行された雑誌『日本空間』(ノンヒョン社刊)に論文「マンガとアニメーションに見る日本人の戦争観」を発表した。

まあ、これだけなら文句はありません。
鉄腕アトム」に続いて「サブマリン707」が引き合いに出されたのには驚きましたが、まあ技術立国・日本の復活を漫画に託したというならそうなんでしょう。「デビルマン」と「AKIRA」が虚無主義といわれれば、そうかもしれない。
しかし問題はここから。
リアルで見た人間にとっては、「もののけ姫」や「新世紀エヴァンゲリオン」がイデオロギーアニメと言われるだけでも抵抗があります。
それなのに、それらと肩を並べる作品として小林よしのりの「戦争論」をもってくるな。しかもそれを理由に日本の文化面で帝国主義が復活してきたとか、もうホントありえない論理の飛躍。
よしりんの人気漫画といえばまず「東大一直線」とか「おぼっちゃまくん」じゃないんですか。ご本人には失礼ながら、ゴー宣は国民的ヒット飛ばしてなかったと思いますが。
異常、マトモとヘンの混在する朝鮮日報の「ヘン」な部分でした。