ついに来ましたね

ザ・蒸し返し。
自分たちがいつでも正義だと思っているおめでたい国はこれだから困ります。日本も人のことは言えなかったけど。
慰安婦:米下院外交委で決議案可決
朝鮮日報から。以下、引用します。

 米下院外交委員会は26日、日本政府に対し第2次世界大戦時の従軍慰安婦の存在を認め、公式謝罪を求める決議案を可決した。


 米下院外交委は同日、全体会議を開き、日系米国人のマイケル・ホンダ議員(民主党)が提出した決議案について票決を行い、賛成39、反対2で可決した。議員約10人が会議開始直後から競い合うように発言権を得て決議案可決を促す発言をし、可決実現の一助となった。
(中略)
 決議は、「日本政府は第2次世界大戦が終わるまで、占領地域の女性を日本軍の“性的奴隷”にした」と非難している。また、「日本軍はこれらの女性に対し強制的に中絶手術を行い、屈辱感を与え、自殺に追い込んだケースもある」と指摘した。決議文はこうした事実をもとに、日本政府がこれらを認め、公式に謝罪し、慰安婦問題について日本国民に教育することを求めている。

肝心の内容はこちら。
朝鮮日報は親切に、日本語版ページにも全文を上げてくれました。
慰安婦:米下院外交委で可決した慰安婦決議の全文
決議案に記された「米下院の共通した意見」をピックアップしてみましょう。

1. 日本政府は1930年代から第2次世界大戦前に至るまで、アジア諸国や太平洋の島々を植民地化したり、戦時に占領した過程において、日本帝国主義軍が強制的に若い女性たちを「慰安婦」と言われる性の奴隷にしたことを、事実として明確な態度で公式に認め、謝罪し、歴史的な責任を取らなければならない。

日本の対応を読み直せ。話はそれからだ。

2. 日本の首相が公式声明を通じ謝罪するなら、先に発表した声明の信ぴょう性と水準に対し繰り返し唱えられる疑惑を解消する一助となるだろう。

なるといいですね。甘言は休み休み言ってください。ついていけませんので。

3. 日本政府は日本軍が慰安婦を性の奴隷にし、「人身売買した事実は絶対にない」といういかなる主張に対しても、明確かつ公式に反論しなければならない。

アメリカが奴隷制について自国民に謝罪したことあったっけ。
筋違いでしたね。訂正。
しかし、あのチェイニーのおっさん他が怒ったというワシントン・ポストの広告でさえ「絶対にない」とは言っていないのですから、わざわざ日本に命じる意味がいまいち分かりません。

4. 日本政府は国際社会が提示した慰安婦勧告に基づき、今の世代と将来の世代を対象に、残酷な犯罪について教育しなければならない。

それは当然、アメリカ合衆国の歴史教科書においてアメリカ先住民、黒人、中国系、日系、韓国系その他少数派に対する迫害の歴史を明記し、欧州先進各国の歴史教科書において植民地支配の負の事実を明記していることを確認したうえで、日本に要求しているんですよね?
アメリカを国際社会と呼ぶことについてはもう突っ込まないけど、従軍慰安婦について、その真偽はともかく、大多数の学校では教えられてますよ。少なくとも私は教えられた。
ぶっちゃけ、日本メディアがやってる歴史教科書についての大騒ぎに乗せられてるんじゃないですか?
まあしかし、これがアメリカ下院を通ったら、ただでさえ年金問題やら北朝鮮問題やらで内外に問題を抱える安倍政権に、またひとつショックが走るのは間違いないでしょうね。
 これに関して安倍さんがやったことは、どうみても火に油でしたが。
正直、首相交代してもいいんじゃないかと思う。