友人との対立

これから垂れる薀蓄は南アフリカについての話なのですが、その前に。


コードギアスというアニメをご存知でしょうか。
正式名は「コードギアス 反逆のルルーシュ」。設定にせよ脚本にせよ突っ込みどころの数にせよ、色々と興味深いアニメで、私は何だかんだで今まで見続けてしまっています。
ストーリーを公式ページから引用。

超大国ブリタニア帝国により占領された「日本」。
その名を名乗ることを禁じられ、今は「エリア11」と呼ばれている──。
「エリア11」の住民たちは「イレヴン」と呼ばれる。政治を司るのはブリタニア帝国の統治官。
統治官はブリタニア皇帝の名において、住民を統治する。
奪われたのは自治権だけではない。誇りもまた奪われたのだ。

……改めて見ると、アメリカでナショナリズムアニメと言われた理由が分かる。
実際には最初のころ、日本共産党的コンセプトが目についたんですが。
ちなみにブリタニア帝国(猊利太尼亜帝國)というのはこの世界の超大国で、本土は北米大陸。日本付近では太平洋諸国を勢力圏に置いているようです。
この世界には、他に大国として衆愚政治EU君主制の中華連邦がありますが、ブリタニアは両者と対立状態にあります。元を辿ればテューダー朝イングランドにたどり着くそうですが、血は繋がっていない様子。世界各地に侵攻を重ね、占領地をエリアと呼ばれる植民地として統治しています。
ただ、エリアごとにある程度の経済的自立は図っている模様。いつまでも本国持ち出しでは経済が保たないのかも知れません。
さて、この世界では日本は一貫してニッポンと発音されており、どうやら侵攻前には北方領土を奪還または奪われていない状態にあったようです。アジアでは台湾、フィリピンから日本に猊軍の侵攻がありましたが、朝鮮半島は中華連邦の勢力圏と思われます。
さて、このアニメの主人公は二人。一人はルルーシュランペルージ(本名ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)、もう一人は枢木スザク。
前者はブリタニア皇族ながら、母が暗殺され政治的影響力がなくなったせいで人質として日本に送られ、そのまま侵攻を受けた生ける捨て駒
お陰で生き残り変名した現在も打倒ブリタニアに燃え、仮面を被ってゼロと名乗り正義のヒーローじみた武装組織を作って現在反猊闘争中。なのに表の顔はブリタニア人入植者の学生なので、たまにボロが出ています。
後者の苗字はクルルギと発音。日本最後の首相の息子で、日本に送られてきたルルーシュの親友になります。戦後、ブリタニアを内部から変えるという理想のもとブリタニアの二級市民権を獲得、猊軍に入隊したのち偶然知り合った権力者の手引きでルルーシュと同じ学校に転入。
学生と少年兵の二束のワラジとなりますが、ひょんなことから新式人型兵器の実験部隊に配属され、ゼロと激しい戦いを繰り広げます。同級生のルルーシュが憎きゼロだとは、まだ知りません。
さて、それはおいといて。