それはともかく。

チュニジアのシディブジド蜂起(欧米マスコミジャスミン革命と呼んでますね。pgr)でベン=アリー大統領が亡命してからこっち、中東が揺れてますね。
エジプトではムバラクが辞めるやめないで暴動起きてますし、ヨルダンではリファイ内閣が総辞職。そしてまさかのイエメン、サーリハ大統領が再選放棄。


これまで親米現実路線をとってきた、ついでに言えばそのおかげで安定していた国々で(まあ独裁者多いけど)こういう蜂起が起きると、成功失敗よりも終わったあとで変な方向に突っ走らないか不安です。
現にエジプトの反大統領派を引っぱるムスリム同胞団は、テロに走らないだけで思想的にはりっぱなイスラム主義・コーラン無謬主義です。さらに言えば、突っ走っちゃったせいで経済落ち込んだイランという実例がありますし。
“そういうの”が既に政権とってるトルコは、まあ軍とどれだけ妥協できるかですかね。


まあ、一見落ち着いてる人たちほど、暴発すると危ないというのは真理のようで。
そう考えると、日本に差し迫った危機は、国内にはないんだなと思います。