便乗乙

久間さんとしては、こういうつもりはなかったんだと思いたいですね。
「原爆、戦争終結に役立った」
時事通信より。
発言者はロバート・ジョゼフ氏。1949年、ノースダコタ州生まれ。アメリカ合衆国核不拡散担当特使。前国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)。米国家安全保障会議への出席経験あり。要するにエリート、高官。
そのエリートにとって、原爆とはこういうものらしいです。
日本人の犠牲なんか考えてなかったくせに、今になって「死んだかもしれない日本人が大勢助かった」とは片腹痛い。本音は「日本人」ではなく「アメリカの若者」なんでしょう。
まあそれも人情ですが、こっちに恩を着せないで下さい。背景と結果がどうあれ、原爆投下は誰疑うところない民間人の大量虐殺ですので。
何よりまず、核不拡散担当特使が核攻撃を擁護するなと。
ついでに申し上げれば、イラクに原爆を二発落として過激派と民衆を焼き払ってから「戦争を終結させたんだ感謝しろ」と言ってみろと。
戦争はするもんじゃないですね。特に負ける戦争は。

追記。
考えてみれば、こういう発言は質問があったからで、どこの報道陣が質問したかは大体わかる計算で、会場はたぶん空気嫁状態になっていたんでしょう。
まあ正直上では思いつくままに書きすぎました。もう少し言葉遣いに気をつけたほうが良かったかもしれません。川口新防衛大臣を見習って。
そして昨日の久間さん辞任時のコメントと違いすぎる俺自重。